能登川西小学校での授業の様子
1月13日(水)と14日(木)、高島市のマキノ東小学校と東近江市の能登川西小学校に、今年度最後の「ヨシ学習」となる「ヨシのすだれ編み」に行ってきました。
マキノ東小学校では毎年4年生、能登川西小学校では毎年5年生が「ヨシ学習フルコース(座学→ヨシ刈り→すだれづくり)」に取り組んでくださっています。
今年のこどもたちも、実習をとても楽しみに待っていてくれました。
今回は新型コロナウィルス感染症の「密対策」のため2台を持ち込み、グループごとにわかれて作業してもらいました。
← 昔ながらの「すだれ編み機」を学校に持参。
毎回こどもたちは「どうやって編むの?」と興味津々です。
1月13日(水)はマキノ東小学校へ。
材料となる「ヨシ」は、12月11日に学校近くの「西内沼」で刈り取ったもの。
1本ずつ丁寧に皮をむき、編み台にセットしてしゅろの糸で編み込んでいきます。
「つちのこ」ともよばれる駒を交差していくだけの単純な作業ですが、美しい網目を出すためのちょっとした工夫、ヨシの組み合わせ方など奥が深い!
13名という小さな学校ならではで、一人ずつじっくりと編み上げていきます。
はじめは皮の下から出てくる虫に悲鳴をあげていたこどもたちですが、そのうちに「もう慣れた」と頼もしい言葉。
ヨシが少し湿っていて皮がむきづらかったのですが、がんばった甲斐があり、きれいなすだれが出来ました!
1月14日(木)は、能登川西小学校へ。
すだれの材料となるのは、12月1日に「伊庭内湖」で一緒に刈り取ったヨシです。
こちらの学校は、7人のグループの共同作業ですだれを編みました。
「次のヨシとってー!」「そこ、違ってる。こっちのひも!」「やばい!向こうのグループの方がめっちゃ進んでる!」と、にぎやかな声が体育館に響き渡ります。
こちらも無事、2つのすだれが編みあがりました。
同じ「すだれ編み」なのですが、マキノ東小学校は、西内沼の「細くて背が低く、色白」なヨシを使った「繊細なすだれ」。
能登川西小学校は、伊庭内湖の「背が高く、軸がしっかりとした」ヨシを使った「力強いすだれ」。
写真ではわかりづらいですが、まったく違う風合いのすだれが生まれ、地域の自然を映す学習の楽しさと奥深さを改めて感じた2日間でした。
また来年、たくさんのこどもたちと「ヨシ学習」で出会えますように!
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